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サムライくりすちゃんを目指す、一クリスチャンのにっき
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 ユニバーサル・デザイン。
 
ユニバーサル・デザインとは、
ユーザーが直感で扱えるように工夫したインターフェースのデザインの事。
使う人が、その形を見て、「あ、コレはこういう物かな?」と判断しやすいように作ること。
説明書とか読まなくても、なんとなく使えるようになっているデザインの事。
 
たとえば、
電気のスイッチ。
押すとか、回すとか。
 
椅子と机。
どこが座る位置かとか。
 
電話とか、テレビのリモコンとか、
ユーザー・インターフェースの出来次第で、
使い勝手がずいぶん違うものもある。
 
たとえば、
水道の蛇口。
回す、押す、上げる、下げる。
いろいろな種類があるけど、大体直感で操作できる。
でも、ミシシッピにいた時、ビックリしたのは、
回すタイプの蛇口って、ねじ回しもそうだけど、
日本は絶対「右ねじの法則」だけど、
ミシシッピの蛇口はバラバラ。。
となりに並んでる蛇口でも方向が逆だったりする。。
なんて使いづらいんだ。。と思った。。
 
こういうユニバーサル・デザインというのは、
考え出せば、なんにでも応用できるので、探してみるといい。
「シャンプーの容器と、リンスの容器は、
目をつぶっていてもどっちか分かるようにできている」って知ってた??
炭酸飲料のペットボトルは丸くて、
お茶のペットボトルが四画いのは、
炭酸のせいです。。
炭酸飲料は、四角い容器に入れると、容器が変形するそうです。。
 
こういうのって、思いやりなんだろうな。と思う。
次に使う人、その製品について何の知識も無い人に、
どうやって快適に使ってもらうか。
直感で使えるようにするか。
iPhoneと、Androidケータイ、
このユーザー・インターフェースの点で、実は大きな差がある。
Appleという会社は、すごくユーザー・インターフェースにコダワリを持っている会社で、
だから、あれだけのブランド力を持てるんだけど。。
 
ユニバーサル・デザイン、
ある意味、世界共通で通用するものもあるけど、
文化的なものも少なからずある。
初めて日本に来たアメリカ人は、和式トイレをどう使っていいか分からない。
初めてミシシッピに行った日本人は、シャワーの使い方を知るのに、30分悩んだりするのだ。。
 
育った環境によって、形から連想するもの、言葉から連想するものが異なってくる。
すると、デザインも変わる。
俳句は、世界に誇れる日本の文化だけど、
ある意味、日本人として共通認識があるからこそ共有できる世界だ。
別な言い方をすれば、おそらくインド生まれインド育ちの人には、
日本語が理解できても、俳句は楽しめないだろう。
日本という風土が、俳句を楽しめるようにしてくれるのだ。
日本という風景、におい、音を知らなければ俳句は楽しめない。
ミシシッピ人に、
「古池やかわず飛び込む水の音」
と教えると、
きっと連想するのは、
濁った沼のような場所に、おっきなガマガエルが、ドボン!と誤って転落したような風景を思い浮かべるだろう。。
ちょっと生臭いにおいでも臭ってきそうだ。。
そんなのは、風流でもなんでもない。。
 
文化や環境は人を育てる。
そして、言葉に意味を持たせる。
形に意味を持たせる。
それは、すべての人がちょっとずつ違うものを持っている。
 
聖書は、
 
面白いことに、聖書は、
イスラエルという民族の初めから最後まで書いてある。
イスラエルという民族の独特の文化。
その文化の起源から、守り方、扱い方、儀式のやり方まで書いてある。
神様は、神様というお方を人間に知らせるために、
イスラエルという民族を選び出した。
それは、全ての人の光となるため。
だから、こう考えることができる。
 
神様は、文化という性質をよく知っていた。
そして、文化が人間に与える影響をよく知っていた。
神様はイスラエルという文化を通して、神様の事を、人間に教えようとした。
イスラエルという文化の中で、聖書を読むとき、神様という性質がよく分かるようにした。
そして、その文化の成り立ちから起源まで、すべて聖書の中に記した。
イスラエルと他の文化で育っても、聖書を読めば、全て書いてある。
そのように作ったんじゃないだろうか?
選民というのは、そのためのものだった。
 
だとすると、ものすごい年月をかけて、神様はメッセージを伝えた事になる。
究極の意味で、ユニバーサル・デザインの真逆を行ったのだ。
すべての人が見て分かるようにするために、
ものすごいローカルな閉鎖的なデザインを育て上げ、
その詳細な解説書を作り上げてしまったのだ。
聖書ってのは、そういう意味で、全部読まないと分からないのかもしれない。。
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無題
相変わらず、おもしろい考察ですね。でも、とても良い点をついてると思います。いつも勉強になります。ありがとう。
No.  1  まさと 2011/06/08(Wed)22:27:42 編集
>まさと
もうすぐペンテコステだね。
このペンテコステ=聖霊が下った日=五旬節の祭りの日、という新約と旧約をつなぐ太いパイプをWesley Collegeで初めて知ったよ。。
その時は、聖書ってすげ~!って思ったけど。
ユダヤの文化を知ってれば、新約聖書のいろんな事が分かってくる。
んで、そのユダヤの文化って、実は全部旧約に書いてあるんだって。
これってスゴイ事だよ。
世界中探しても、他には無いもんね。。
神様ってスゲ~。。
No.  2  てで 2011/06/09(Thu)21:13:15 編集
無題
ここ数年、よく考えているのは、聖書の真理と文化の大切さです。これは、聖書の文化を知るっていうことと同時に、自分が遣わされている場所の文化を知るということ。このバランスが大事だなって思います。気をつけないと今の時代はいかにキリスト教を流行に合わせるかみたいな流れがあるけど、そうじゃなくて、聖書の文化と日本の文化の両方をしっかりと見つめて、変わらない永遠の真理をしっかりと伝える架け橋となる受肉的な道が大切だと思っています。新約ではパウロを通してその姿を見る事が出来ますよね。結局は聖霊が与えてくれる言葉を私たちが話すってことですけど。使徒2:4ってそういうことなんじゃないですかね?
No.  3  まさと 2011/06/09(Thu)22:49:36 編集
>まさと
なるほど~。
受肉だね。。そうだよね。。
流行をキリスト教に取り入れるためではなくて、
真理を伝えるためにね。。
難しいよね。っていうか、それこそ、人間にはできない業で、聖霊の導きが無いとできないよね。
No.  4  てで 2011/06/10(Fri)19:41:17 編集
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