サムライくりすちゃんを目指す、一クリスチャンのにっき
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421 神の御名により
ゲド戦記を読んでいる。。
アメリカにいた時、
「ゲド戦記は、とてもおもしろい作品だ。
ファンタジー好きならぜひ読んだほうがいい。」
と勧められたので、今さらながらに読んでいる。。
確かに面白い。
何がおもしろい?
コンセプトがおもしろい。
そこに絡むストーリーがおもしろい。
ボクはそもそも、読書が嫌いなので、
ボクが読んだ時の直感が正しいとは思えないが、
女性作家と男性作家ってちょっと視点が違うと思う。
なんていうか、
男性作家の小説って、スケールがでかい。
女性作家の小説って、心の描写が深い。
と思う。。
で、
ゲドは、心の描写の方。。
ファンタジー小説って、そもそもコンセプトが現実離れしてるから、
そのコンセプトだけで、面白かったりするんだけど、
独特なコンセプトを持ちつつも、
そこにダイナミックなドラマを持ってくると素晴らしい作品になる。
ナルニアしかり、指輪しかり。。
ゲドもなかなか面白い。。
んで、ゲドの世界では、「名前」がとても重要な意味を持つ。
「名前」が存在そのものを意味づけする。
世界に存在するすべて、石ころから竜まで。
本当の「名前」が分かると、その存在をコントロールすることができる。
だから、魔法使いは、人生の大半を名前探しをして過ごす。。
それがゲドの世界。。
そして、2巻。。
前半ほとんど、主人公ゲドが出てこない。。
そして、物語の焦点は、「名前の無い巫女」に当てられる。。
ずるい。。
ココでぐっと惹きこまれる。。
日本でもよく、「名は体を表す」っていうけど、
ゲドはまさにソレ。
そこに魔法の要素が絡んでくるので、ゲドの世界では、
言葉がとても重要な意味を持っている。
言葉を発すること。
言葉をコントロールすること。
名前を探すこと。
本当の名前で呼ぶこと。
そこに大きな意味がある。
誰かが誰かを本当の名前で呼ぶ。
その発せられた言葉にこめられた感情ひとつで、
相手が大きく揺れる。
それがゲドの世界。
名前の意味、言葉の意味を考えさせられる。
聖書には、神様は、言葉で世界を造ったと書いてある。
聖書においても、言葉はとても大きな意味を持つ。
そして、神様の名前。
本当の名前は、いまや誰にも分からない。
その名前にはとても大きな意味がある。
世界を造ったり消したり出来る方の名前。
その神様の名前によって祈る信仰者。
名は体を表す。
イエス様は、イエス様の名前によって祈りなさいと教えたけど、
それは、手紙に貼る切手とは訳が違う。
イエス様の名前には、イエス様の全存在がかかっている。
世界はこの方によって造られ、世界はこの方のためにある。
人はこの方によって救われ、この方の名はすべての名にまさる名である。
その名前によって祈る。
礼拝の最後には、祝祷が捧げられる。
誰が祝祷できるのか?とか、
どんな祝祷が効果あるのか?とか、
指はどういう形にすればいいとか、
そんな事ではない。
誰の御名によって祈っているのか、
誰が誰を祝福するのか、
誰が力ある方なのか、
そこを考えたら、
ボクは怖くて祝祷できない。。
しかし、神様は、恵みの神様です。
だから、ボクは今日も神様の御名によって祈ります。
アーメン。
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